【札幌】信じがたいほどフードメニューの安い喫茶店「ロータ」

俺が「札幌の中央区でとにかくランチが安くてたくさん食べれる店ってないかなぁ」と思いながらGoogleMapをポチポチしていたら見つけた喫茶店。

なんでそんなことを思いついたのかはまた後日の記事で明らかにする予定。

今回の記事ではとりあえず「ロータ」という店がどこにあるのか、予算はいくらなのか、どんな人におすすめできるのかなどを、実際に店に行った俺の感想を元に書いていく。

お店について

地下鉄の最寄り駅は南北線の「中島公園」が該当する。が、徒歩でも10分以上は要するため、公共交通機関を利用するのであれば、市電の「中島公園通」という停留所で降りるのが便利。ここからなら徒歩の移動時間は約5分程。

アクセス方法としては、市電の「中島公園通」が位置する交差点から、「南11条中央線」をとにかく西方向に歩く。しばらくすれば右手に「ROTA」と書いた看板の貼り付けられた、茶色い壁のどこか懐かしい雰囲気の感じる建物を確認することができる。

ランチがどうとかいいつつ思いっきり夜に撮った写真を貼ってるけど気にしてはいけない。

お店の中について

席

店の中はいってすぐ右に結構目立つカウンター席がある。厳密に数えてはいないがおそらく10席ほど。

左側にテーブル席が2セットあって、１つのテーブルに付き4人か、頑張れば6人くらいは座れそうだった。

注意店として、禁煙席は１つも存在しない。自分の席の隣に座った人がいきなり煙草を吸う可能性は十分ある。更に店内はそこまで広くないため、一人煙草を吸っていれば匂いは店内のほとんど全域に蔓延する。

たばこのにおいや煙がどうしても苦手な人は、来店を避けた方がいいかもしれない。

内装

いかにも昭和から長く続いている、という感じの年季の感じる内装だが、決して清潔感が無いわけではない。設備や物の１つ１つが丁寧にメンテナンスされているのか、あるいは定期的に新調されているのか、テーブルや椅子や食器などは結構きれい。

カウンター席の窓側付近にテレビが配置されているのが結構面白い。これは席に座ったお客さんが、リモコンで自由にチャンネルを設定して視聴できる。

カウンター席に座ったお客さん同士がテレビを見ながら「ああだね、こうだね」といいながら雑談をしている光景を確認することができて、お店の中はなかなか活気を感じられる。

混雑具合

俺が来店したのは平日の19:30頃で、その時は席全体の7割ほどが埋まっていた。

閉店1時間前の20時を過ぎるとカウンター席に4～5人が座ってるばかりで「混雑」という程ひどい有様ではなかった。

ただし、これがランチの頃合いにはどうなるか、ちょっと予想がつかない。

客層

来店時の平日19:30の情報。

立地自体が中島公園周辺の、歓楽街から外れた比較的静かな場所という事もあってか、全体的に40代以上の人が多い。男女比で言えば圧倒的に男性が多い。男女で8:2くらいの比率。

おそらく一番若くてもアラサー世代が客のなかでは最年少に該当すると思う。

メニュー

コスパの暴力

この店の最大の特徴は、フードメニューの暴力的とも言える値段の安さ＆コスパだ。

品目は、まず各種パスタ類がたったの500円。種類はミートソース、カレースパゲティ、ナポリタンなど。でかいカツやハンバーグの乗ったスパゲディもあって、それらですら650円という破格。

ピラフ、ドライカレー、チキンライス、オムライスなどの米料理も600円程で注文できる。

そのほか、丼もの各種（親子丼やカツ丼）、グラタン、カレーなど600～700円だったり、一番安い部類だと厚切りトーストが350円で食べることができる。その辺の牛丼チェーン等に迫るほどの安さなのに、量は結構しっかり多く盛られてくるのでコスパもビビるくらい圧倒的に高い。

一番高価格帯の定食メニューでも700～800円で、ハンバーグ、生姜焼き、焼き魚の定食もある。俺のとなりに座っていたお客さんが何らかの定食を頼んでいたが、やはり松屋の定食メニュー以上のボリュームの物が運ばれていた。

このようにフード単品で1000円を超えるメニューは存在しないので、よほどの大食いでなければかなり安く食事を楽しむことができる。

その反面、ドリンクメニューはコーヒーやジュース・お茶類が提供されているが、値段は350~400円とそこまで安くはない。上記のフードメニューと合わせて頼めば、物によっては1000円を普通にオーバーしてしまう。ただし水は無料で提供してくれる。

頼んだもの

この日は無難（？）に一番安いナポリタンを注文。

喫茶店でよくあるめっちゃ熱そうな鉄板に乗ってくるタイプで、混ぜてたら大体1部分は焦げている。だがそれはそれで良い。

写真ではわかりづらいかもしれないが、そこらのパスタ料理屋に比べてもなかなか多めの量。完食すればしっかりと満腹の感覚が湧き出てくる。

味としては、熱めの温度で甘すぎずしょっぱすぎずのちょうどいい味付けで、一部焦げた麺の歯ごたえがよく、とても美味しい。

まとめ

とにかくこの信じられないくらいの暴力的なコスパは、札幌市内の数あるカフェの中で一際光り輝いているのは間違いない。とにかく安くたくさん食べたい人には是非おすすめしたいお店だ。

札幌中央区のなかではややアクセスしづらい場所ではあるが、安さのためにわざわざ足を運んでみても後悔することにはならないだろう。

とはいえ、セットメニューという概念がないため、ドリンクとフードはそれぞれ単品で頼むに他なく、ドリンクを一緒に頼んでしまえば普通にお会計1000円近くには到達してしまう。何が何でも安く済ませたいならドリンクは頼まずに無料の水で乗り切るのがお勧め。

また、店内の雰囲気は全然悪くないけど、煙草の匂いがどうしても気になるという人は注意が必要。

周辺に住んでいる住民の方、または周辺で勤めている方がランチやディナーで利用するのにとても便利に感じるだろう。一方で、立地が割とマイナーな場所なので、周辺で勤めていないサラリーマンが平日にランチで利用するのは結構難しい。

個人的には店内の活気を感じたり、美味しくて量たっぷりのナポリタンを食べることができて、とても楽しい時間を過ごせてよかったと思う。