このブログでは8月いっぱいをもって閉館となる「札幌エスタ」について、俺の思うところをさらっと書いたことがある。それが以下の記事だ。
これの中で「別枠でエスタに対する思い出を細かく語っていきたい」的なことを書いたんだけど、よく考えたら中に入っている店のほとんどは別の商業施設に移動して営業継続されるわけだから、「わざわざ悲観に入り浸りながらカタカタキーボード鳴らして語るようなものだろうか?」なんて思っていた。そんなわけだから7月中に記事を完成させると宣言しておきながら気づけば8月も中旬で別段何も語っていない。
とはいえ、せっかくとり溜めて一度は頭の中にしまっているネタだから外に出さないことには突っ掛かりを感じて心持も悪いので、満を持してブログにアウトプットすることにした。というか上に書いた記事が他のコンテンツに比べて10倍以上アクセスが多いから語らないことには勿体ないなんて露骨な事象は内緒。
段取りとしては、地下2階から10階まで個人的に思い入れのあったり印象のあったりする店をピックアップして、それに関して思い出やら考えやらをダラダラ書いていくことになると思う。
読者にとって特別毒にも薬にも学びも発見もないような有様にはなるだろうけど、この記事を見て何か触発されるものがあるなら最後に見納めに訪れても後悔する次第にはならないだろう。
地下2階
キャンドゥ
9月以降の成行は不明。
入り口が東豊線の改札口の前&フードコードの最深部という、よほどの冒険家じゃなければ一見さんは存在の確認すらできないような場所にある。その割に中に入ってみれば平日休日朝昼晩問わず多くの人がうろちょろしていて、会計待ちの列は途中の通路を何本も横切って塞ぐくらいに栄えている。
東豊線側の入り口から入ると間もなく食品の並べられた陳列棚が多く並んでいるけど、ここで食べ物を買ったことは一度もない。
品ぞろえは可もなく不可もなくって感じで、仕事帰りのついでに何か雑貨をそろえたいときなんかはちょくちょく寄っていた。
地下1階
THE・どん
全国に展開している丼物のチェーン店。かつどんや海鮮丼や、うどんなんかも食べることができる。
札幌に引っ越してきて間もないころに、学校帰りにここで飯を食べた。その時にねぎとろ丼(当時たしか500円くらい)を食べたんだけど、以降その味にハマってしまって頻繁に通うようになった。札幌の丼物の店の中では比較的思い入れのあるスポット。
うどんやかつ丼も食べたこともあるけど、どれも500~700円くらいとリーズナブルで、それなりのボリュームと結構普通に美味い味なのですっかりお気に入りになってしまった。
昔は新道のほうにも店舗があったと記憶しているけど、今はどうなっているのかわからない。
あと9月以降店がどうなるのかも、俺の知る範囲では不明。
吉野家
超有名店にして人気チェーン店の牛丼屋。特別こんな記事で語るようなことでもないけど、職場が札幌駅周辺という事もあって昼めしで今でもよく通っている。特に豚丼と牛丼の大盛はコスパがよくて最高。
エスタの飲食店の中では比較的新しく参入した店で、内装もかなりキレイなので閉店するのが少しもったいない気がする。
「ここがなくなったら俺は昼にどこで牛丼を食えばいいんだ?」って一瞬10秒くらい悩んだんだけど、APIAにも結構昔から吉野家があるのでこの問題は解決した。少し遠くなるけどこれからはAPIAの吉野家で牛丼をテイクアウトすることにしよう。ちなみにあちらの店舗は最近内容がリニューアルしたらしく結構きれいになった。
ドミニック・ジュラン
ドンクという母体が経営しているらしいパン屋。姉妹店が全国に展開されている。
店内にカフェスペースがあってコーヒーやソフトドリンクなどを注文して、そのまま席についてパンを食べることができる。
休日の買い物の途中で甘いものが食べたくなった時に入店して、チョコだのホイップクリームだのが入った菓子パンを食べていた。しかもドリンクにジンジャーエールをチョイスしながら。健康オタクが見れば発狂して怒鳴り散らすようなチョイス。
値段はドリンクと一緒に頼むと結構高くついてしまうけど、それでも幸せを感じるくらいにパンの味がよくて定期的に行きたくなる。仕事帰りのこの店の前を通過して東豊線に向かうわけだけど、通路沿いに並べられたパンをガラス越しに見るたびに「中はいりてぇなぁ」って思ってしまう。思ってしまうだけで実際はそそくさ歩いて電車に乗るわけだけど。
友達同士の休日のランチや恋人同士のデートだったり結構幅広く利用できると思うので、お勧めの店の1つだ。
ミスタードーナツ
数十年も前からあらゆるドーナツを売りまくっている超有名なドーナツ専門チェーン店。
昔は地下鉄東豊線駅入り口すぐ目の前に店舗があった。この事実覚えている人どのくらいいるだろうか?現在はケンタッキーとかがあるフードコートの中に移転したんだけど、それに伴って規模も収縮してしまった。移転前は席数も結構多くてなかなかくつろげる快適空間だったんだけど、移転後の有様をみて軽くショックを受けたのは今でも印象深い。
俺もここのオールドファッションドーナツとかエンゼルフレンチとか定番のポンデリングとかが好きでたまに買いに行ってたけど、年をとるたびに健康志向からかあまり行かなくなった気がする。
一番印象深い思い出と言えば、地元の友達がミスドが好きなんだけど地元にはミスドの店舗がないから、札幌に遊びに来るたび必ずと言っていいほど一緒によって何かしら注文して帰っていく。本当に毎回必ずよるのでミスド愛深すぎだろって思っている。
9月以降の成行は不明。
モスバーガー
マクドナルドと肩を並べる国民的バーガーチェーン店。フードコートの奥地にひっそりと存在している。
たしか一年前くらいに500円のハンバーガーランチセット(ドリンク、サイドメニュー付き)ってのが展開されていたと思うんだけど、最近久々に訪れたら値段が600くらいに上がっていた。こういうところに時代の川の流れの険しさというのをを感じてならない。
昼時に行くとサラリーマンやらOLやらが会計前に列を作っていて、いざその後ろに付こうかと思うとどこが最後尾なのかわからなくて困惑することがある。
やっと注文を終えて席に付こうかと思うとどのテーブルもまんべんなく人に占拠されていて落ち着く場所を見つける事はとても苦労する。そんな状態なので大体の時間はパーソナルスペースの侵略を感じながら落ち着かない気分でバーガーをむしゃむしゃかぶりつくことになる。
何年か前まではずいぶん通ってたけど最近年を取ってからはこれも健康志向のためかあまり通わなくなった。と思いきや吉野家にはいまだ何の躊躇もなく変わらず通ってやがる。俺はいったい何がしたい?
KFC
上に書いたモスバーガーの隣にある、ちょっとした存在感のあるKFC。エスタのここに限らず、クリスマスになるとみんなこぞってチキンを買いに来る。
ここで印象深い思い出と言えば、十年近く前に俺がニートやってた頃のことを想起する。
ニートなので夕方の17時くらいに目が覚めたあと、それといってやることも思いつかなかったので散歩にでも出ようかと思い(当時の俺は夜の散歩大好き)なんと寝起きの身なりのまま財布と自宅のカギだけ持って手ぶらで外出。着てる服は思いっきり部屋着で、他人様が見れば甚だみすぼらしく近寄りたくもない有様でふらふら散歩に出かけた。
何の考えもあてもなくぽつぽつ歩いていたらいつの間にか札幌駅前の近くまで来ていて、歩き疲れて腹も減ったしなんか食おうと思ってそのままエスタに入店(部屋着で商業施設に入れるような無神経者、いや肝が据わった人間は俺の他に何人いるのか?)地下のKFCで何の躊躇もなく伸びきった髪の寝ぐせをぶらぶらさせながら骨なしチキンか何かを頼んで、そのまま席に座って食べていた。
それ以来は友達が地元から遊びに来た時にたまに寄るくらいで通う回数も少なくなったけど、フードコートで昼飯を食べようものなら嫌でも目に付くので結構印象に残る存在感だと思う。
こちらも9月以降どうなるかは不明。
石屋製菓
フードコートの隣にあるお土産やらスイーツ屋さんのごちゃごちゃ立っている中にある。
このイシヤで販売している洋菓子に「美冬」っていうのがあって、俺はそれが定期的に食べたくなるんでたまに訪れていた。イチゴ味(?)のやつが結構お気に入り
1階~4階
ビックカメラ
札幌市内ではおそらく最大規模の家電ショップ。札幌市民ならおそらく1度はお世話になったことがあると思うけど、俺の場合も、一度ならず10年間近く何度も楽しませてもらっている。
昔は店舗が5階まで続いていたんだけど、2010年代中盤くらいにユニクロが開店することになって、売り場が4階までに縮小した。ちなみに当時5階はゲームソフトやホビー系が中心の売場だったと記憶している。
その昔俺が札幌に引っ越してきた手の頃の話、当時俺は遊戯王にハマっていて、5階のトイレの前くらいにあった遊戯王のゲーム(デュエルターミナルという機種)をよく友達と遊んでいた。今はおそらくもうないけど、昔は遊戯王の他にけいおんの音ゲーとか恐竜キングとかプリキュアのなんとかみたいなかんじのアーケードゲームが多数配置されていたと思う。だから5階のゲーム売り場にはよく遊びに行っていたけど、ユニクロができて売り場が4階までになったときは少し物悲しさを感じた。
それとうろ覚えの記憶にはなるけど、ユニクロができるかできないかくらいの次期にゲーム売り場の場所がなんだかしょっちゅう移動していた記憶がある。久々にゲーム見に来て「あれ?場所変わってるな」と思った3ヶ月後に再び訪れると、「あれ、また場所変わってる?」みたいに思う現象が起こっていたと記憶しているけど、うろ覚えなのでこれは気のせいかもしれない。
ビックカメラで俺が一番好きなスポットといえば1階のスマホ売り場。俺はスマホを始めとしたガジェットの類が好きで、新機種が発売されたり、たまにふらっとエスカレータの前を通りかかったときにはついスマホ売り場の方に流れるように寄ってしまっていた。新発売のiPhoneとか、好きなメーカーの最新機種の値段とスペックを見ながら「これは今年コスパのいい期待できる機種だな」とか勝手な評価を心の中で下して楽しむのが好き。やっぱり実際の現物を操作しながら使い勝手を確認できるってのが一番面白くて、今でもお気に入りスポットの1つ。
9月以降は東急の方で営業を継続するらしい。
5階
ユニクロ
俺が愛してやまない服屋の1つ。ちなみにもう1つはGU。安くて高品質、かつベーシックで大人っぽい着こなしが楽しめる唯一無二の存在。
このエスタの店舗に関してはアクセスの良さと試着室の多さと品数の多さが理由でよく利用していた。ユニクロオンラインショップで気になるアイテムがあったらここにくれば大体在庫があるので、買う前によく試着しにきている。
特にエアリズムオーナーサイズなんとかかんとかTシャツとエクストラファインメリノなんとかニットはまじで神アイテムだと思っている。
今ではそんなにないことだけど、何年か前までは異性とのデート前日の夜に着ていく服を選びに来たりしていた。前日の夜というあたりになんだか準備の悪さを感じるけど、当時はそれくらいにファッションに無頓着だった。
札幌中心部のファストファッションとしては最大規模で利用しやすいのでなくなって欲しくない店舗ではあるけど、幸い9月以降も移転して営業継続するらしい。
同じフロアの片隅にひっそりとカナリヤという裁縫、手芸の材料とかを売っている店がある。こちらは9月以降どうなるかわからない。ちなみに大通りの方にも同じ店がある。
6階
ロフト
ペンとか服とか海外輸入品の食品とか家具や食器も売っているなんでも屋。比較的若い層が利用しがち。
ここで一番よく勝っていたのはおそらくフェイスタオル。なんでロフトに来てまでフェイスタオルを買うかっていうと、俺は当時9階のゲーセンにあるダンスゲームに熱中していたから。2018年くらいからサービス開始している「ダンスラッシュスターダム」というゲームなんだけど、これがめちゃくちゃ面白くて熱狂的にハマっていた。そのタイトルの字面通りダンスを踊って動画も撮影できるっていうゲーム。
これをしばらく30分もやっていると汗ダラダラになるので、体をふく布がないことには到底プレイできない。しかし俺はアホなのでこのダンスゲームをプレイしに来るたびに家に汗拭き用のタオルを忘れて来ていた。そして一番近くでフェイスタオルが買える店がこのロフトだったので、結構値段はたかいけど渋々レジに並んで買っていた。
そんなわけで今俺の自宅にはロフトで買ったタオルが3〜4枚くらいはあると思う。
9月以降どうなるかは不明。
7階
ステラプレイスへの連絡通路
ステラプレイスの無印良品とか映画館とか飲食店に行きたい時によく通る通路。エスタの方では7階から通路が伸びているけど、ステラプレイス側は6階から伸びている。なんかよくわからんけど気持ちわるい。
何気によく利用する通路ではあったんだけど、5階かせめて6階くらいから通れればちょうどいいのになとは思っていた。
ニトリ
他の大型店舗に比べると結構こじんまりとした印象のニトリ。
調理器具なりクッションなりカミソリなどなど、ちょっとした小物を買うために存外に利用する機会が多かった。
別に商品の批判レビューをするわけではないけど、ここで何年か前か枕を買ってつかっていたら、1年もたった次第にくたびれてしまってぺちゃんこになって、頭に敷いて寝ようものなら首が痛くて我慢ならない有様になったものだから、すぐに買い替えてしまった。
これは個人的な見解に過ぎないけど、寝具は安く済ませようとするよりはお金を極力奮発してでも自分にマッチするものが見つかるように気合を入れて探したほうがいいのだと思う。
睡眠の質はその日の体調とそのまま結びつき、体調は仕事なり勉学なりの順調を刺激するから、すなわち睡眠は本人の日常生活生業食事その他如何の質であると言えるからだ。
ちなみにここのニトリじゃないけど引っ越しの時に別のニトリ店舗で買ったマットレスも半年たたずに手ぬぐい同然にペラペラにつぶれて、それは今でも使用している。
…なんだかこう書くと「ニトリの寝具はてんでろくでもなくて使わない方が幸せだ」と言うかの様に読めるが、上にも書いた通りニトリの寝具への批判や攻撃がしたく書いているわけではないのでそこだけははっきり誠の心の内を伝えたい。
コーエン
ユニクロやGUの魅力に気づく前の、若かりし頃にコスパの良さとデザインでここの服を選んでよく来ていたと思う。
別にここで売っている服にただの1つも悪いものはないんだけど、俺みたいにコーディネートセンスの何たるかも心得ぬままに無粋で偏った感覚のままこういう店の服を選んで着こなすと、あながちよそ様の見るに我慢ならない有様になる。まぁそれがこの俺自身という話なんだけど、やっぱりセンスに自信がないなら大人しくユニクロきている方が洗練されたように見えるということから今日ではあまり利用しなくなった店の1つ。
ここでも一応書いておくけど、別にここの服の恰好や質が着用に耐えれたもんじゃないということをいいたいわけではない。
8階
GU
ユニクロと並び日本におけるファストファッションのキングというべきブランド。
GUの服は普段からめちゃくちゃ愛用してるけど、存外このエスタの店舗で買い物はあまりしていない。ここより大型の店舗が昔ピヴォにあったからというのが大きかった。(まぁそのピヴォがどうなったかはこれを読んでいるあなた様の存じるところにある通り)
けど休日なんかにたまに覗いてみるとやっぱり人で溢れかえっているので、やっぱり人気店であることいは変わりないのだろう。
ヴィレッジヴァンガード
たまに中をのぞきたくなって入店して、「世の中面白いものもあるもんだなぁ」と思いながら店内をうろうろして、結局なにも買わずにそそくさ外に出ていくことになる店ナンバーワン。思うにわざわざここで漫画本を買いたいと思う人って本当にいるのか?まぁ真実はヴァレヴァン様にしかわからないものだけど。
昔は一時期店が別の階にあった気がするけど気のせいだろうか?その辺うろ覚えでよくわからない。
ライトオン
何年か前にここのライトオンに、その時には3000円くらいの新しいシャツを新調したくて訪れた。そのために店内をうろうろしていると女性の店員が話しかけてきて、「このシャツといったらとてもお客様にお似合いですよ」と言いながらその辺にあったのを突き出してきた。
次第に値段の上下も関係なしにそこらの棚に並べているシャツをあれもこれも突き出してきてはまた一々「似合ってる」「似合ってる」と言ってくるものだから、俺もいい気になって愛想笑いを浮かべていた。
おしまいにはシャツどころではなく8000円もするようなデニムのジャケットを突き出してきて「これは今のタイミングで絶対に買わないことには、明日の朝には後悔を片手間に出勤することになる。売り切れてから慌てて戻ってきたんじゃ遅い」なんてことを言ってきて(ちなみに滅茶苦茶誇張して書いてる)「どうも胡散臭くてあらかさまにぼったくりの香りがする」と思ったのを覚えている。
結局その日は当初の予算内の3000円のシャツを買っただけで店をでたけど、このライトオンを通るたびに上に書いたような記憶が蘇ってきたりしていた。
ABCマート
これも何年か前の話、12月にもかかわらず冬靴をただの1組も持ち合わせていなかったので、雪の降った日に急いで買いに行った先の店がここだった。
まともなスペックの靴で15000円という値段設定にビクビクしながらも、他にどうすることもないのでそのまま購入してそのまま履いて歩いた。
今でも通りかかった際にはたまに店内を覗きたくなって、「ニューバランスもスタンスミスもカッコいいけど高いなぁ」とか思いながら棚を眺めてはなにも購入せずにそのまま帰ることがある。
ブリックハウスシャツ工房
俺は直接ここを利用したことはないんだけど、知り合いがよくここで買ったシャツを着ていたのを覚えている。
その知り合いとあいさつを交わせば、随分と小奇麗でおしゃれなシャツを着ていたから、「いいシャツだね、どこで買ったの?」と聞いたら、ブリックハウスだと答えられた。
それ以来「俺もブリックハウスでシャツを1着買ってみようかな」と思いながらも現在までただの1度も買っていない。ユニクロのノンアイロンシャツが最強に使いやすいのが悪い。
9階
ナムコ
もう何年も前から変わらず9階にあるゲームセンター。俺が引っ越してきてからおおよそ10年でいろいろな機種のゲームが入れ替わりながら流行り廃りしていった。
昔はこの同じフロアの一角にポケモンセンターがあったけど、今は移転している。それからはトムとジェリーのグッズ販売をしているスペースになったり、一番くじの専門店になったり、駄菓子売り場になっていたりとなんだか目が回るくらい色んな店が増えた感じがする。
今は当たり前のように存在しているキーズカフェも、昔はなかった気がするけど気のせいだろうか?
プリクラコーナーのすぐそばに屋台風のスイーツ屋さんがある。10階にあるクイーンズソフトクリームカフェに比べると値段は少々高くついてるけど、味は素人目でもわかるくらいにはこちらのほうがおいしいと思う。昔ここにダンスゲームが置いてあったんだけど、それに熱中して疲れて冷たいものが食べたくなった時によくソフトクリームを買っていた。
一番印象深い変化といえばチュウニズムというゲームがサービス開始したあたりに音ゲーコーナーがやけに充実し始めたことだろうか。
その「チュウニズム」が立ち上がりたての頃は空前絶後の爆発的ブームで、ここも例に漏れず筐体が10台、下手すれば20台に迫るくらいの数があったと思う。このころからあの辺のスペースが音ゲーの専門コーナーみたいな立ち位置を確立し始めていた気がする。
俺の愛したダンスゲーム「ダンスラッシュスターダム」もこの約3年後にサービス開始して、この場所に置かれた。
1回200円と少し割高だったけど、アクセスのしやすさやスペースの広さ、注目の集まりやすさもあってよくプレイしていた。そしてゲーム自体の録画機能で自分の踊っている姿を動画に収めて一時期は動画サイトに投稿していたりもしていたけど、感染症が流行しだしてからめっきり外出しなくなって、同時にこのゲームもやらなくなってしまった。しかし今となってはとてもいい思い出になったと思っている。
あとは太鼓の達人のあるあたりにひっそりとさりげなく「PONG」という古のゲームのリメイクがあって、これは恋人と訪れたときによく一緒にプレイしていた。ちなみにこの「PONG」というのはホッケーのようなアーケードゲームなんだけど、あまりにもマニアックすぎるので興味があればご自身で調べてみてほしい。
10階
ミアボッカ
イタリア料理の店の中では結構有名なほうで、札幌市内に支店がいくつかそんざいしている。他の地域のことはわからない。
俺はここのピザが結構お気に入りで、ゲーセン帰りに腹が減ったらよくピザを食べにここに来ていた。特に頻繁に頼んでいたのはチーズのピザとマルゲリータ。どちらも約1000円くらい。でもドリンクも一緒に頼むとなんだかんだで1500円くらいしちゃう。
ちなみにイタリアンの専門店ということでパスタも食べれるけど、なんだかここのパスタはフライパンの蓋くらいの大きさの皿の真ん中に、プッチンプリンの容器みたいな大きさのくぼみがあいていて、パスタはその真ん中のわずかなくぼみにだけ盛り付けられているという奇妙なのが出てくる。
存外に量は見た目ほど少なくはないけど、これで1000円か物によっては2000円にせまる値段設定で、何とは言わんがどうも「やられたな」という心持になりがち。
でもやっぱりここのピザは美味しいからなんだかんだいって定期的に来たくなる店の1つ。
9月以降どうなるかわからないけどエスタ以外にも支店は札幌市内にいくつか存在しているので極論そちらを利用すれば問題ない。
中華楼
中華料理屋さん。料理の味はなかなかしっかり美味しいんだけど、どういう心理作用か春夏秋冬の何月何日の何時何分にきても人の出入りの寂しさを感じる不思議なお店。
ここでよくチャーハンを食べていた。上にも書いた通り他の店と比べて人の出入りも比較的少なめで、お客のこちらとしてはありがたいことにスムーズに入店できて、地味によく来ていた。
というか周りのお客さんを見渡すと日本人よりも外国人観光客の方が多い印象で、特に中国人と見受けられる組が目立っていたような気がする。気がするだけで事実がどうなのかは存じないのだけど。
9月以降のことはこちらもちょっとわからない。
霧の下
蕎麦を食べられるお店。ここに来るときはいつも蕎麦ばかり食べていたから「ここは蕎麦屋なんだ」と勝手に思っている。
ショッピングの途中でさっぱりしたものを食べたくなった時に何度か訪れてはいるんだけど、毎回鴨の肉のはいった蕎麦しか注文してなかった。
店の真ん中に四角いループ状のテーブル席があって、その真ん中に囲炉裏が飾られていて、注文した蕎麦が来るまでそれの真ん中を眺めているのが好き。
風月
学生だった時に友達6人ほどで1度だけ訪れた。その時は確か何かの会社の就職説明会の帰りで、友達同士どこかでランチにでも行こうということで、たどり着いたのがここだった。
お好み焼きの味は当然のように美味しかったけど、それよりも印象に残るのが、この時に人生で初めてもんじゃ焼きを食べたこと。アイスを掬うスプーンみたいな大きさのへらでわちゃわちゃかき混ぜながら、それで生地を掬ってそのまま口に運んで、へらが金属製のものだから舌が熱い熱い言いながら食していたのを覚えている。
そしてこれ以降俺は人生で一度ももんじゃ焼きを食べていないどころが、風月にも訪れていないし下手すればお好み焼きも食べていない。
らっきょ
札幌市内では結構有名なスープカレーのお店。本店は琴似にあるらしい。
俺の友達にスープカレーオタクが居て、そいついわく「札幌市内には黎明期から存在するスープカレー七英雄に数えられる店があって、らっきょはその構成員の1つ」らしい。ちなみに他はサヴォイ、GARAKU、マジックスパイス…あとの3つは不明。
そこまで言うならさぞ美味いんだろうと一度店に行って、野菜のたくさん入ったスープカレーを注文したことがある。月曜日の夜にも関わらず入店までは30分以上待ちで、注文したものが運ばれてくるのにも結構な時間を要していた気がするから、用事が住むまでは1時間以上は経過していたはず。恐るべき人気店だった。
スープカレーそのものの味は結構おいしかった。じゃがいもやニンジンなんかの野菜が柔らかくて食べやすく、カレーの味もチクチクするものよりかはマイルドなものだった気がする。
ちなみに俺が札幌で好きなスープカレー屋はスアゲ。
あじさい
ラーメン共和国の中にあるラーメン屋。ここので頼める特塩らーめんとやらがさっぱりした味わいで結構お気に入り。
麺はごつごつした縮れているものではなくてつるっとしたのが入っていて、まぁこの辺は好みが分かれるだろうけど俺は結構好きなクチ。
ちなみに俺はこの店で塩味以外のラーメンを頼んだことがない。
吉山商店
こちらもラーメン共和国の中のラーメン屋でかなりの人気店。
王道的な味のラーメンを食べたいなら多分ここに来れば間違いないとおもう。ラーメン共和国の店はどこでもそうだけど、休日に来ると何時でも行列ができているのでスムーズに入店したいなら平日の昼過ぎをおすすめする。まぁこの時間帯に行ける人って結構限られてる感じするけど。
クイーンズソフトクリームカフェ
ラーメン共和国の入り口の前にあるソフトクリームとかが食べられる店。
200~300円くらいでソフトクリームが食べられて、ラーメンのついでのデザートなんかによく利用したくなる。
なかなかリーズナブルな値段で普通に美味しいソフトクリームが食べられるので、ゲーセン帰りなんかによく食べに来ていた。
しかし日常生活で電子マネーを多用する様になってから、ここの現金オンリーの食券販売機の前に立つのがなんだかめんどくさくなってしまって、ここ数年はあまり利用しなくなってしまった。
11階
実は一度も行ったことがない。せっかくなんでこの記事を書いた後に見納めにでも行ってみよう中と思っている。
まとめ
思いのほか書きたいものの分量が多くて、文字数が1万文字を超えてしまったことに驚いている。製作期間も当初の予定より三日くらい遅れてしまった。ちなみにいつもの記事は2000~3000文字で書いている。そんなもんだから今回のこの記事は結構骨の折れる思いで書いていたし、正直終盤はもう早く書くのやめたいという心持で頑張って書いていた。
まぁたかだか1万文字の記事なんてブログを専門にやっているベテランからしたら何のことだって感覚なんだろうけど、俺からすればいつもの4倍近くのボリュームだから甚だ消耗した。
そんなわけなので、俺がこういう記事を書かなくても済むように、これ以上札幌の大型商業施設がなくならず末永く続いていくことを祈るばかり。
エスタがなくなって数年後にはそれ以上に大きな商業ビルが建つらしいんだけど、これが何十年も過ぎたころには「負の遺産」呼ばわりにならないように、札幌にはどんどんこれからも繁栄を続けていってほしいし、俺自身もこれから小さな進化や大きな進化まで幅広く楽しんでいきたいと思っている。
というわけで、一体俺以外に誰の何のためになっているのかわからない只ダラダラと長いだけの記事をここでおしまいにしたいと思う。
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