【報告】以前から告知していた個人開発アプリが無事AmazonAppStoreで公開されました。
このブログでは、ある地域の歴史を調査して、その結果を記事としてアウトプットしていることがある。その中で、「ある年のある出来事を、表などの体系的な形式でまとめたい」と思う事がある。
実際のところ、エクセルやその辺のメモ帳ソフトやらを駆使すれば再現できないことはないし、エクセルを使ってそれとなく実現したファイルも俺のPC内に存在する。しかし、個人的にはより手軽さ、小回りの利きやすさ、可能なら外出先のでの調べ事なんかでも、手元のデバイス1本で情報を管理できる仕組みが欲しいと思った。
以上の次第なので、この度Android搭載スマートフォン向けにそれらを実現するアプリを作った。俺はこのアプリを「歴史年表メモ」と名付けた。
俺が完全の趣味の範囲で作成したアプリなので、もちろん完全に無料で使用することができる。ただし、利用するにあたってアマゾンの日本版アカウントは必須となる。それとAmazonアプリストアを事前にスマホへインストールしておく必要がある。
そして、本記事においてアプリの紹介をする。
概要
機能としてはとてもシンプルだ。(自分が書き留めておきたい)歴史上の出来事をアプリ内でメモとして登録し、それを「日本史」や「世界史」のようにカテゴリ分けして管理する。
出来事のメモには、それが発生した西暦と、上記の表の画像に記されているように概要的な記載を登録する。更に、上記の「アメンホテプ4世」の画像のように、出来事の詳しい情報を記載し、後から確認・変更を行うこともできる。
自分の興味関心のある分野についての歴史上の事件のみをノートのように書き留めて、後からそれを確認することができる。言ってしまえばメモ帳のようなものだが、「西暦」や「カテゴリ」という入力項目を見てもらえればわかるように、主に「歴史の学習」に特化したメモ帳であり、このアプリは歴史上の出来事が後から確認して理解しやすいように、機能を特化させている。
機能の詳細
このアプリは以下に記す3つの概念により、書き留めた内容を「年表」のように管理することができる。
- カテゴリ
- 出来事
- 年表
それぞれの意味、アプリ内での登録方法をこれから説明する。
カテゴリ
登録した出来事を、ジャンル・社会・国・文化など、何にせよ一定の文脈に分類するための識別子だ。これはアプリ使用者自身の興味関心の分野に合わせて自由な識別子を作成することができる。
上の見出しでも軽く説明したように、「日本史」「世界史」「中国史」などの分類を作ることになるだろう。
例えば音楽が好きな人なら「音楽史」、三国志が好きなら「三国志」、ビデオゲームが好きなら「ゲームの歴史」など、好きなようにカテゴライズを設定できる。
そして、本アプリへ登録する出来事はすべて何かしらの「カテゴリ」に分類されていなければならないので、初回起動後はまず何かしら1つ以上のカテゴリを登録するところから始まる。
カテゴリの登録方法は画面下の「新規作成」ボタンから「カテゴリの作成する」を選び、表示されたテキストボックスに任意の名前を入力するだけだ。
この登録を完了できれば、あとはカテゴリに沿って、自分の興味のある出来事をメモしていこう。
出来事
以下の表にあるように、自由に出来事を登録することができる。登録内容には必ず「西暦」「カテゴリ」「概要」を含めなければならない。この時点でカテゴリが1つも登録されていない場合、出来事の登録もできない。
登録した出来事は画面中央のリストにどんどん追加されていく。このリストは必ず西暦の数字による昇順で上から並べられるので、歴史の流れを追いやすい・・・はず。
また、各リストの項目をタップすると「出来事詳細画面」に遷移する。ここでは表に映しきれない、出来事の詳細な説明文を表示・入力することができる。カテゴリや概要、西暦の記載内容もこの画面で変更することができるので、記載ミスがあっても安心!
説明文の書いてある部分をタップすれば、その内容を書き換えることも可能だ。
出来事の登録手順、は画面下の「新規作成」をタップし、「出来事を登録する」を選んだ後に表示される入力欄に各種情報を入力して「登録する」をタップ。
このとき「詳細」は入力必須ではないし、後から「出来事詳細画面」で書き足すこともできるので、この時点で無理に書き上げる必要はない。
年表
上記で説明した「カテゴリ」「出来事」さえ登録できればとりあえずは使用できるのだが、登録内容のリストを更に見やすくするために、「年表」という概念を取り入れた。
「年表」は1つ以上の出来事の集合体だ。年表内では特定の出来事以外の項目は表示されない。
たとえば下記の画像Aのように、複数の出来事が存在する状態で「日本史」という名前の年表を選ぶ。すると、画像Bのように「日本史」年表に属する出来事のみが表示される。
年表に表示される出来事はどのように決まるかというと、作成した年表ごとに「カテゴリ」を1つ以上設定する。すると、その年表内では設定したカテゴリの出来事だけが表示されるようになる。
たとえば下記の例では年表作成時に「日本史」「世界史」2つのカテゴリを設定しているので、年表「日本史と世界史」では上記2つのカテゴリに属する出来事が表示される事になる。
これによって、例えば「日本で江戸幕府が立ち上がっているときにアメリカでは魔女裁判があって~」だとか、「日本ではまだ聖徳太子がまだいない頃にフランスではフランク王国という本格的な自治が行われていて~」など、異なる歴史文脈での出来事を比較確認することができるし、「日本での〇〇の事件の背景には×××という世界的な事件があったのでは」などの考察もしやすくなる。実は俺がこのアプリを作った理由の半分がこれがやりたかっただけ。
もちろん年表のカテゴリには1つだけを設定して、ジャンル特化型の年表にすることによりリストを見やすくしたりもできる。
年表作成は画面下の「新規作成」から「年表を作成する」を選んで、名前と1つ以上のカテゴリを選んで緑色にする。その後「登録する」を押下。
作成した年表は画面下の「年表選択」から選択することによって表示ができる。
アプリのダウンロード、インストール方法
主な機能、使い方の説明は以上だ。
実際のところ、このアプリは俺が俺のために自己満足で作成したものに過ぎないんだけど、せっかくだから勉強も兼ねてAmazonAppStoreに公開してみることにした。興味があれば是非使ってみてほしい。以下に動作環境を記す。
対応OS | Android(OSバージョン9.0以降)/ Windows11(一応インストール可能だが動作未確認) |
デバイス | スマートフォン/PC |
対応地域 | 日本 |
対応言語 | 日本語 |
アプリのインストールは「Amazonアプリストア」経由で行うので、まずはお使いのスマホから下記にアクセスして、「Amazonアプリストア」アプリをダウンロード、インストールしてもらうことになる。
あとはストアの検索欄から「歴史年表メモ」と検索してもらえれば、アプリの配信ページが見つかる。動作環境さえ満たしていれば、アクセスしてインストールできるはずだ。
終わりに
別段高機能でもなければ高クオリティってほどでもないし、ありふれた凡庸なアプリであることは承知だけど、初めての個人開発という事でとりあえず「やってみる」ことに価値はあるんじゃないかなということで、いい経験になったと思う。何より「個人開発アプリのリリース」は今年の俺の1つの目標だったので、それが達成できたことはまず何よりも嬉しい。
本ブログ内でも度々記事にする北海道の歴史調査系の記事だとかに、これから役立てていければいいなと思ってる。
元々は俺が俺のためにつくったシステムだけど、うっかりどこかしらの誰かにとって役立つことがあればそれはそれで嬉しい。
また、アップデート案として「Chat-GPT」を使用したアイデアも頭の中にあるけど、まだ技術検証すらしていない。今のところは「できればいいな」くらいにとどめている。
そして、これからの時期はブログの更新も程々に再開していきたいと思うので、よろしくお願いします。
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