新札幌の再開発エリアを今更見物してきた

札幌さんぽ

ここ数年、札幌市内はとても忙しい。

新幹線を通さなきゃならないと言って、札幌駅前の主要な商業ビルを解体しながら、また新しく高いビルを建てたり、新幹線のための新しい駅舎を作っていたりしている。

街の中心部以外の場所でも、駅前エリアが異様なペースで再開発されている。今まであった商業ビルの営業を終了し解体しては、そこにまた新しい建物を建ててこれまでと全然違う商売をしていたりする。

こういう忙しい変化が札幌市内の至る所に興っている。新札幌の駅前エリアというのもその1つに該当していて、ここ2~3年で随分オシャレな装いの街ができている。

その新札幌の再開発エリアを今回は探索してきたので、記事を書いていくとする。

新札幌駅から直通の連絡通路

まず、この度開発されることになったエリアが、新札幌のどの位置に該当するかというのをマップで示す。

「セブン-イレブン北海道~~」と青い字で書かれているところに被っている区画がホテル、商業エリアとして、その右側の市営住宅のピンがたくさん立っている区画に、医療施設メインのビルが新しく建設されている。更に線路に面したT字の交差点付近には、背の高いタワーマンションが新しく建設されている。

わかりやすい地図が道端にあったので、撮影してきた。

字が少し小さくてわかりずらいかもしれないが、4の建物の右側で「建設中」となっているエリアはタワーマンション。6の隣のエリアは「Bivi」という新札幌の新しい商業施設になる予定らしい。新札幌駅周辺には既に「デュオ」「カテプリ」「サンピアザ」「イオン」の4つのショッピングモールがあるが、今年2023年の秋に、更に新しく追加されることになる。

建物の詳細はひとまず後回しにする。

今語りたいのは、この再開発エリアへ簡単にアクセスするために作られた、とても長い連絡通路のことだ。

もう一度上の写真の地図をみてほしいのだが、JR新札幌駅の緑のエリアから、肌色の線が件の地区に伸びているのがわかるだろうか?この線はJR新札幌駅の駅舎から直通の、連絡通路なのだ。

上記地図でいうと6番の隣の商業ビルどころか、それを貫通して奥側の病院、ホテル、タワマンにまで繋がってしまってる。なのでこの通路を一通り歩くとすごく長い通路に感じる。

実際に通過したときに見た光景がこちら。

出来たてなだけあって、とても美しい内装だ。

この連絡通路は外からも存在を確認することができる。外から見た通路の姿がこちら

左側がJR新札幌駅方面で、右側の「炎」や「まねきねこ」の看板の後ろに新しい商業施設「Bivi」がある。この通路がJR新札幌駅の駅の内部からずっと続いている。

ちなみになんで夜の写真なのかというと、この日は北広島でファイターズの試合があったので、観戦の帰りだったからだ。

Biviの外観はこんなかんじ。デザイナーのこだわりを感じられる、とてもオシャレな外装だ。

病院と公園のエリア

続いて、新しい歩道橋の下を潜り抜けて、12号線方面から開発エリアへ向かう。そうするとこのような景色を確認することができる。

手前のクレーンや茶色い土の盛られている工事中のエリアは、完成すると公園になる予定の場所らしい。

奥の方には新しく建てられた病院が3つ、透明の窓からきれいな照明の色を放ちながら横に立ち並んで、幻想的な夜景を演出している。個人的にこの夜景は結構お気に入り。

工事中の場所の右にある建物は商業施設のBivi・・・かと思いきや、「ラ・ジェント・ステイ新さっぽろ」という、今年2023年の7月にオープンしたばかりのホテルだ。公式ホームページを拝見すると、新しいだけあって、やっぱり内装はとてもキレイ。料金を適当に軽く調べてみたら、1人あたり1泊が余裕で1万円を超えていた。とはいえ、立地の良さからも納得できる値段ではある。

そして、公園と病院の間の通路に出ると、正面に少し変わった光景が見える。

アクティブリンク

白いガラス張りの円形の歩道橋がある。これは「アクティブリンク」と名付けられていて、なんと1つ目の見出しで書いたJR新札幌駅との連絡通路にまで直通している。もう一度再開発エリアの地図を見てみよう。

JR新札幌駅から肌色で引かれている線が連絡通路だ。これが駅から現在建設中のBiviの正面を通過して(ちなみにこの時点でBivi内部とも繋がっている)6番の新オープンのホテルとBiviの間のスペースを貫通している。そしてそのまま真っ直ぐ進むと、上の写真にある楕円形の歩道橋「アクティブリンク」にまでアクセスできるようになっている。更にこの「アクティブリンク」からは、今回の再開発によって建設された病院やタワーマンションや立体駐車場にもアクセスできる。とんでもないユーティリティ通路を建設したものだ。

真下からのぞくとこんな感じ。相変わらずガラスから漏れ出るオレンジの照明がとても美しく街を照らしている。

この中にはすぐ下にある階段からも入っていけるし、右奥に建設されている立体駐車場のエレベータからも昇って入っていける。内部はこんな感じになっている。

白をベースにした、明るくとてもキレイな通路が、外からの見た目通り円形に伸びている。一周しようとするとこれが意外と長い。通路の両側の壁は全面ガラス張りになっていて、外の景色を良く見渡すことができる。また、このガラス張りから内部の明かりが漏れ出ることで、キレイな夜景を演出している。

そして通路の床の隅っこにはご丁寧に方角まで記載してくれているので、グルグル回りすぎて方向がわからなくなるということもないだろう。

オフィスビル(?)とタワーマンション

これは先ほどのアクティブリンクを正面から映した写真なのだが、右奥にとても高いビルが建っているのが確認できる。これは「プレミストタワー新さっぽろ」という、今回の再開発で建てられたタワーマンションのようだ。

何室か明かりがついているところがあるので、既に入居者がちらほらいるのだろう。そしてこのタワーマンションの入り口も「アクティブリンク」と連絡しており、病院やBiviや新札幌の各駅に徒歩で簡単にアクセスすることができる。苗穂のタワマンを見たときも思ったけど、こういう自宅とインフラ施設が直通してる環境は本当にずるい便利そうで何よりだ。

もう少し接近した場所でタワマン付近のエリアを見てみる。

右側に映っているのが「プレミストタワー新さっぽろ」で、近くで見るとなかなかの存在感。

左側に映っているのは「D-スクエア新さっぽろ」という雑居ビルのようだ。しかし、テナントは歯医者や薬局など主に医療施設が多い。このビルもアクティブリンクによって、新札幌の各駅に接続されているのでアクセスは良好だ。

このタワマンとオフィスビルの間を道路が抜けていて、真っ直ぐ進むとJRの線路沿いの道路とT字で交差している。

この交差点は、右に進むとデュオやイオンなどの、既存のショッピングモールのエリアにアクセスすることができて、左に進むと南郷通にぶつかる。

以上で再開発エリアの全てを一通り回りきることができた。

終わりに

俺は実は、数年前まで新札幌周辺のとあるオフィスに勤めていたことがあった。その時から「新札幌都会だなぁ」とは感じていたんだけど、今回の開発で更に発展していることを最近知って、結構驚いている。

新札幌駅周辺は、プラネタリウムやチキンペッカー(安くておいしいハンバーガー屋)や水族館や各種ショッピングモールなど、元々結構楽しめる施設が多くて好きなスポットではあるから、楽しみが更に増えていくのはとても嬉しく思う。

またBiviが正式にオープンしたら探索しに来ようかなと思う。

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